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2015年11月 6日 (金)

ショックなお知らせ

地元の教会音楽金管4重奏のリーダーであるペーターから

電話があった。
いつも、11月から春まで、時々教会のミサで演奏するので、
ああ、もうそんな時期になったのかぁ、と思った。
それで、いつなのよ、と切り出したら、実は、そうじゃないんだ、
とのこと。
なんと、このバンドの生存の危機だったのだ。
ペーターと知り合ったのは、シクランがまだ小さく、お腹の中に
トントンが居た頃、つまり、8〜9年も前のこと。
トロンボーンを吹いていたおじいさんであるペーターに、
私も、小学生の頃、トランペット吹いていたのよ、と話しかけたのが
きっかけで、お声がかかり、仲間に入れてもらったのだった。
当時は、ドイツに楽器を持っていなかったので、古い楽器を借りて
吹いた。15年ぶりくらいに吹いたので、やっと音が出たくらいだった。
これをきっかけに、日本に帰国した時に、楽器を調達した。
これがきっかけで、再びトランペットを吹くこととなった。
ところが、このペーターが、もうトロンボーンから引退することを
決心したのだとか。他にも、教会のミサでは、パイプオルガンを
演奏していて、年間100ものミサを受け持っていると、今年始めに
聞いたばかりだった。しかも複数の教会を掛け持ち。なので、もう
トロンボーンに見切りをつけ、少し落ち着きたいのだとか。
彼は、70代後半くらいだろうか。
気持ちはよく伝わったし、彼は、それを悲しい決断と思わず、
明るく、すっきりした気持ちである、とのこと。
一方、パルメは、なんかガクっと、きた。ショックだった。
面倒見の良いおじいさんで、いつも話しかけてくれたし、
カトリックでないパルメに難しい状況を、分かり易く解説して
くれた。しつこいくらいに、面倒がらずに、なんでも丁寧に
教えてくれた。
代わりの人がいればいいのだが。
トロンボーンを吹く人を見つければいいのなら、見込みはある。
が、地元の教会で演奏する人達は、掛け持ちであちこち活躍
している人が多く、毎回時間を作れる人を探すのも難しいし、
リーダー役、世話役をつとめられる人でないと駄目。
なぜなら、例えばクリスチャンは、宗教関連にも深い知識があり、
教会音楽にも精通し、演奏もずば抜けて上手。
なのに、人をまとめることを極端に嫌い、責任を持ちたがらない
ため、自分で決断することを避ける人。
もう一人のヴォルフガングは、4つくらいのバンドに所属。急がし過ぎ。
残るパルメは、宗教的な、または宗教音楽の知識もゼロなので、
イエスマンとして演奏するしか出来ない。
なので、的確なリーダー役が必要なのだ。
ペーターなしで、この教会音楽を続けるのは、パルメにとっても
難しい。他のメンバーも良い人だが、ペーターが居たからこそだった。
また、近々、このバンドの行方について、ペーターが連絡してくれることに
なっているが、どうにか、今までの感謝の気持ちを伝えたい、と
思った。
ペーターが居なかったら、私は、もう二度とトランペットを吹いて
いなかったかもしれない。そしたら、今パルメにとって大切な、
自分の中の音楽の地位が、変わっていたはず。

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